【2026年9月8日更新】
福岡・天神の中心にある「福岡PARCO」が、2027年2月末をもって営業を終了する予定です。
「福岡パルコはなぜ閉店する?」「いつまで営業する?」「跡地には何ができる?」「またPARCOが戻ってくる?」と気になっている人も多いのではないでしょうか。
今回の営業終了は、単純に「客が減ったから閉店する」という話ではありません。
PARCOは公式に、建物の老朽化、今後想定される投資負担、そして福岡PARCO周辺で進む再開発計画を中長期的に検討した結果、2027年2月末で営業を終了すると説明しています。
閉店後は福岡PARCOの建物だけを単独で建て替えるのではなく、隣接する新天町などを含む「天神二丁目南ブロック駅前東西街区」として大規模な再開発が進められます。
- 福岡PARCOの営業終了:2027年2月末予定
- 営業終了の主な理由:建物老朽化・将来の投資負担・再開発
- 跡地:天神二丁目南ブロック駅前東街区として建て替え
- 新施設:商業・オフィス・ホテル・文化・情報発信機能などを計画
- ライブハウス・ギャラリー・ミュージアムなども検討
- 新天町側の西街区と一体的に再開発
- 地下鉄天神駅からきらめき通り方面への新地下通路も計画
この記事では、福岡PARCOがなぜ閉店するのか、いつまで営業するのか、跡地は何になるのか、建て替え後の施設や新天町との関係まで、現在分かっている情報を詳しく整理します。
- 福岡PARCOはいつ閉店?2027年2月末で営業終了予定
- 福岡PARCOはなぜ閉店する?
- 福岡PARCOの跡地は何になる?
- 跡地にはライブハウス・ギャラリー・ミュージアムも?
- 福岡PARCO跡地は地上22階・高さ約110mになる?
- 建て替え後も「福岡PARCO」は戻ってくる?
- 福岡PARCOと新天町の再開発はどう関係する?
- 新天町のメルヘンチャイムは残る?
- 地下鉄天神駅から新しい地下通路も整備
- 福岡PARCO跡地には公園や緑も増える
- 福岡PARCOになる前は何があった?
- 閉店まで「Hey! PARCO」ラストイヤー企画を展開
- 福岡PARCOについてよくある質問
- 福岡PARCO閉店後、天神の中心はもう一度大きく変わる
- 天神再開発の関連記事
福岡PARCOはいつ閉店?2027年2月末で営業終了予定
福岡PARCOの営業終了予定日は、2027年2月末です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 福岡PARCO |
| 所在地 | 福岡県福岡市中央区天神2丁目11-1 |
| 開業日 | 2010年3月19日 |
| 営業終了 | 2027年2月末予定 |
| 店舗面積 | 約42,000㎡ |
| 2024年度テナント取扱高 | 約272.7億円 |
福岡PARCOは2010年3月19日に開業し、2014年11月には新館、2015年3月には本館増床部が加わりました。
2027年2月まで営業すれば、福岡PARCOとしては約17年間、天神の中心で営業したことになります。
本館だけではなく新館も閉店する?
PARCOの公式発表は「福岡PARCOの営業終了」としており、本館だけの閉館とは案内されていません。
現在の福岡PARCOは本館と新館などで構成されているため、2027年2月末をもって福岡PARCOという商業施設全体が営業を終了する予定と考えるのが自然です。
各テナントの営業終了日や移転・閉店については、今後店舗ごとに発表される可能性があります。
福岡PARCOはなぜ閉店する?
福岡PARCOが営業終了を決めた理由として、PARCOは主に次の点を挙げています。
- 建物の老朽化
- 今後想定される投資負担
- 天神二丁目南ブロック駅前東街区の再開発計画
「PARCOの売上が悪くなったから撤退する」という理由が公式に示されているわけではありません。
PARCO自身も営業終了発表の中で、現在も地域の多くの利用者に支えられていると説明しています。
2010年開業なのになぜ建物が老朽化している?
ここで疑問になるのが、「福岡PARCOは2010年開業なのに、なぜもう建物が老朽化しているの?」という点です。
実は福岡PARCO本館は、2010年に新築された建物ではありません。
PARCOは2008年に、旧岩田屋本館ビルへの出店を決定し、改修したうえで2010年に福岡PARCOを開業しました。
つまり「福岡PARCO」という商業施設の歴史は2010年からですが、建物そのものにはそれ以前から長い歴史があります。
今回の再開発では、こうした老朽化した建物を更新し、耐震性や防災性も高めることが大きな目的になっています。
将来必要になる改修費も理由
古い建物を今後も使用し続けるには、大規模な修繕や設備更新など多額の投資が必要になります。
PARCOは「今後想定される投資負担」も営業終了の理由として明記しています。
現在の建物を大規模改修して使い続けるより、周辺を含めて建て替え、新しい街区として再整備する方向が選ばれたことになります。
福岡PARCOの跡地は何になる?
福岡PARCOの閉店後、現在の建物はそのまま別の商業施設として利用されるのではなく、周辺建物とあわせた再開発が予定されています。
対象となるのは「天神二丁目南ブロック駅前東街区」です。
現時点で示されている東街区の事業規模は次の通りです。
| 項目 | 現在示されている計画 |
|---|---|
| 街区 | 天神二丁目南ブロック駅前東街区 |
| 建築敷地面積 | 約7,900㎡ |
| 建築面積 | 約7,400㎡ |
| 延べ面積 | 約138,000㎡ |
| 主な用途 | 店舗、事務所、文化・情報発信、ホテルなど |
| 事業者 | PARCO、J.フロント都市開発、新天町関係者、西日本鉄道、三井住友銀行など |
約13万8,000㎡という規模なので、単に「福岡PARCOを新しく建て直す」というより、天神の中心部に新しい大型複合街区を造る再開発です。
跡地にはライブハウス・ギャラリー・ミュージアムも?
PARCOの営業終了発表では、建て替え後の東街区について、PARCOが得意とするカルチャーコンテンツを活用した新しい文化・情報発信機能を導入する方針が示されています。
具体例として挙げられているのが、
- ライブハウス
- ギャラリー
- ミュージアム
です。
PARCOはこれまでも音楽、アート、ファッション、映画、舞台などのカルチャーを発信してきた商業施設です。
そのため建て替え後も、単なるオフィスと商業施設だけではなく、天神で文化を発信する場所としての役割を残す方向で検討されています。
ただし2026年9月時点では、ライブハウスやミュージアムの正式名称、規模、運営者、具体的な施設数までは発表されていません。
福岡PARCO跡地は地上22階・高さ約110mになる?
2026年9月に入り、PARCO側の東街区について、さらに具体的な計画が報じられています。
報道ベースでは、
- 地上22階
- 高さ約110m
- 延床面積約13万8,000㎡
- 2031年末ごろ完成予定
という大型複合ビルの計画が進められているとされています。
延床面積約13万8,000㎡については新天町側が公表した再開発概要とも一致しますが、地上22階・高さ約110m・2031年末完成という部分は、2026年9月時点では報道で明らかになった最新案として見る必要があります。
2030年と2031年、結局いつ完成する?
完成時期については情報が少し分かれています。
PARCOの公式開発情報では「2030年開業予定」と案内されています。
一方、2026年9月の最新報道では、PARCO側の東街区について「2031年末ごろの完成を目指す」と伝えられています。
再開発は長期間にわたるため、設計・解体・工事の進行によってスケジュールが変更される可能性があります。
したがって現段階では、2030年代前半の開業を目指して計画が進んでおり、正確な完成・開業時期は今後の正式発表を確認する必要があると考えるのが安全です。
建て替え後も「福岡PARCO」は戻ってくる?
現在の福岡PARCOが営業終了したあと、建て替えた新施設が再び「福岡PARCO」という名前になるのかも気になるところです。
しかし2026年9月時点では、新しい施設が再び「福岡PARCO」になるとは正式発表されていません。
PARCOは東街区の再開発事業者として参加し、ライブハウスやギャラリー、ミュージアムなどPARCOのコンテンツを活用する方針を示しています。
つまりPARCOが天神の再開発から完全に撤退するわけではありません。
一方で、新施設の商業部分の名称や運営形態、PARCOブランドがどの程度使われるのかについては今後の発表待ちです。
「福岡PARCOが閉店したあと、また新しいPARCOができる」と現時点で断定することはできません。
福岡PARCOと新天町の再開発はどう関係する?
今回の再開発で重要なのが、福岡PARCOだけを単独で建て替える計画ではないことです。
再開発区域は大きく、
- 東街区:福岡PARCO周辺
- 西街区:新天町周辺
に分かれています。
東西の街区を連携させ、「天神二丁目南ブロック駅前東西街区」として天神中心部を大きく再編する計画です。
| 東街区 | 西街区 | |
|---|---|---|
| 中心となる場所 | 福岡PARCO周辺 | 新天町商店街 |
| 敷地面積 | 約7,900㎡ | 約5,900㎡ |
| 延べ面積 | 約138,000㎡ | 約88,000㎡ |
| 主な用途 | 店舗、事務所、ホテル、文化・情報発信など | 店舗、事務所、文化・情報発信など |
| 特徴 | ライブハウス・ギャラリー・ミュージアムなどを検討 | 新天町の商店街文化や歴史を継承 |
新天町は建物の建て替えに伴って現在地から一時移転し、2027年3月からソラリアステージ内などで仮営業を続ける予定です。
ただし、新天町の「いつまで営業?」「各店舗はどこへ移転?」「いつ解体する?」「メルヘンチャイムはどうなる?」といった情報は福岡PARCOとは、別記事で詳しく紹介します。

新天町のメルヘンチャイムは残る?
新天町と福岡PARCOを一体的に再開発すると聞くと、「新天町らしい景観やメルヘンチャイムもなくなるの?」と心配する人もいるかもしれません。
現在の計画では、新天町側は歴史を完全に消して新しい施設へ置き換えるのではなく、
- 天神と大名をつなぐ2本の商店街通路
- メルヘンチャイム
- 新天町が育んできた歴史・文化
などを継承する方針が示されています。
このため、現在の建物は建て替えられますが、「新天町」という商店街そのものをなくす計画ではありません。
新天町側は2030年代に、歴史を引き継いだ新しい商店街として現在地へ戻る予定です。
地下鉄天神駅から新しい地下通路も整備
東街区と西街区の再開発では、建物だけでなく天神の歩行者動線も大きく変わります。
計画されているのが、地下鉄天神駅からきらめき通り方面を南北につなぐ新しい地下通路です。
新天町が公表した再開発概要では、地下通路は延長約190m、幅員約6m。
PARCO側の東街区と新天町側の西街区が共同で整備・管理する予定です。
さらに西鉄福岡(天神)駅から新天町側へ2階レベルでつながる動線も計画されています。
完成すれば、地下鉄天神駅、西鉄福岡(天神)駅、PARCO跡地、新天町、大名方面の回遊性が現在より高まる可能性があります。
福岡PARCO跡地には公園や緑も増える
今回の再開発では、大型ビルを建設するだけでなく、公園や緑を取り入れる計画もあります。
PARCOは、
- 緑や憩いを感じられる公園
- 公園と一体化した建物の緑化
などを検討するとしています。
天神ビッグバンでは建物の高層化だけでなく、歩行者空間や広場、緑地を増やすことも重視されています。
旧イムズ跡で進む「天神大樹」とあわせ、天神中心部は商業・オフィスだけでなく、人が滞在できる空間を増やす方向へ変わっています。
天神大樹(イムズ跡)はいつ完成?新施設・テナント情報はこちら
福岡PARCOになる前は何があった?
福岡PARCO本館の場所には、以前「岩田屋本館」がありました。
PARCOは2008年に「旧岩田屋本館ビル」への出店を決め、建物を改修したうえで2010年3月19日に福岡PARCOをオープンしています。
その後、福岡PARCOは拡張を続けました。
| 年 | 主な出来事 |
|---|---|
| 2008年 | PARCOが旧岩田屋本館ビルへの出店を決定 |
| 2010年3月 | 福岡PARCO本館オープン |
| 2014年11月 | 福岡PARCO新館オープン |
| 2015年3月 | 本館増床部オープン |
| 2027年2月予定 | 福岡PARCO営業終了 |
| 2030年代 | 東西街区再開発による新施設を計画 |
つまりこの場所は、
岩田屋本館 → 福岡PARCO → 天神二丁目南ブロック再開発
と、時代ごとに天神を代表する商業拠点へ姿を変えてきたことになります。
閉店まで「Hey! PARCO」ラストイヤー企画を展開
福岡PARCOでは、2027年2月の営業終了まで「Hey! PARCO」と題したラストイヤー企画を展開しています。
PARCOと福岡・天神の関係を振り返る広告やインタビュー、イベントなどを展開し、閉店までの最後の一年を盛り上げています。
2026年9月にもイベントやキャンペーンが予定されており、閉店まで新しい企画が追加される可能性があります。
閉店直前にはセールやフィナーレイベントなどが行われる可能性もあるため、正式情報が発表され次第この記事でも更新します。
福岡PARCOについてよくある質問
福岡PARCOはいつ閉店する?
2027年2月末で営業を終了する予定です。
福岡PARCOはなぜ閉店する?
PARCOは、建物の老朽化、今後想定される投資負担、天神二丁目南ブロック駅前東街区の再開発計画などを総合的に検討した結果と説明しています。
福岡PARCOは売上不振で閉店する?
売上不振が営業終了理由として公式発表されているわけではありません。PARCOは現在も地域の多くの利用者に支えられていると説明したうえで、老朽化や投資負担、再開発を理由に挙げています。
福岡PARCOの跡地には何ができる?
店舗、オフィス、ホテル、文化・情報発信施設などを含む大型複合施設が計画されています。ライブハウス、ギャラリー、ミュージアムなどの導入も検討されています。
新しい福岡PARCOができる?
2026年9月時点では、新施設が再び「福岡PARCO」という名称になるとは発表されていません。PARCOは再開発事業には参加しますが、新施設の正式名称や商業施設のブランドは今後の発表待ちです。
跡地のビルは何階建て?
2026年9月の報道では、PARCO側の東街区に地上22階・高さ約110mの大型複合ビルを建設する計画が伝えられています。正式な詳細については今後の事業者発表を確認する必要があります。
福岡PARCO跡地はいつ完成する?
PARCO公式の開発ページでは2030年開業予定とされています。一方、2026年9月の報道では東街区について2031年末完成を目指す計画が伝えられており、現在スケジュールが動いている段階です。
新天町も閉店する?
新天町は商店街そのものを終了するのではなく、建て替えのため一時移転します。2027年3月からソラリアステージ内などで仮営業を続け、2030年代に現在地へ戻る予定です。
メルヘンチャイムはなくなる?
現在の計画では、新天町の歴史を象徴するメルヘンチャイムを継承する方針が示されています。
福岡PARCOの前は何があった?
旧岩田屋本館です。PARCOが旧岩田屋本館ビルへ出店し、2010年に福岡PARCOとして開業しました。
福岡PARCO閉店後、天神の中心はもう一度大きく変わる
福岡PARCOは2027年2月末で営業を終了する予定です。
しかし今回の閉店は、単に一つの商業施設が天神からなくなるという話ではありません。
福岡PARCO周辺の東街区と、新天町側の西街区を一体的に建て替え、商業、オフィス、ホテル、文化施設、公園、地下通路などを備えた新しい天神の中心部へ作り直す大規模な再開発です。
旧岩田屋本館から福岡PARCOへ受け継がれてきた場所が、2030年代には再び新しい姿へ変わることになります。
今後は、
- 福岡PARCO各店舗の閉店・移転情報
- 既存建物の解体時期
- 東街区の正式な建物規模
- 新施設の名称
- 商業テナント
- ライブハウス・ミュージアムなどの詳細
- 正式な完成・開業時期
などが順次発表されると考えられます。
新しい情報が確認でき次第、この記事を随時更新します。

