「天神大樹」はなぜこの名前?読み方・由来とイムズ跡の新名称が話題の理由

スポンサーリンク
スポンサーリンク

【2026年8月31日更新】

福岡・天神のイムズ跡地で建設が進んでいる大型複合ビルの名称が、「天神大樹」に決まりました。

初めて名前を見て、「何と読むの?」「なぜ大樹なの?」「人の名前のように見える」と感じた人もいるのではないでしょうか。

天神大樹の正式な読み方は、「てんじんたいじゅ」です。英語では「TENJIN TAIJU」と表記されます。

名前には、天神の地に根を張り、そこへ多様な人や文化が集まり、交わりながら育っていく「まちの大樹」になりたいという思いが込められています。

単に建物へ木材を使うから「大樹」になったわけではありません。人、企業、地域、文化をつなぎ、新しい活動を育てる施設全体のあり方を一本の大きな樹木に例えた名称です。

この記事では、天神大樹の読み方、名前の由来、ロゴの意味、木材や緑化との関係、イムズから受け継ぐもの、新名称が意外に感じられる理由を詳しく紹介します。

天神大樹の名前に関する要点

  • 正式名称:天神大樹
  • 読み方:てんじんたいじゅ
  • 英語表記:TENJIN TAIJU
  • 名称発表日:2026年8月31日
  • 名前の意味:人や文化が集まり、交わり、育つ「まちの大樹」
  • 以前の計画名:(仮称)天神1-7計画
  • 場所:福岡市中央区天神・旧イムズ跡地
  • 竣工予定:2027年5月末

※2027年5月末は建物の竣工予定です。商業施設全体の正式なオープン日は今後の発表を待つ必要があります。

スポンサーリンク

「天神大樹」の読み方は「てんじんたいじゅ」

天神大樹の正式な読み方は、「てんじんたいじゅ」です。

三菱地所が発表した英語表記も「TENJIN TAIJU」となっています。

「大樹」という漢字は、人名では「だいき」と読むことがあります。そのため、初めて見たときに「てんじんだいき」と読んでしまう人がいても不思議ではありません。

しかし、施設名としての読み方は、一本の大きな樹木を意味する「たいじゅ」です。

表記 読み方
天神大樹 てんじんたいじゅ
TENJIN TAIJU 英語表記
てんじんだいき 正式な読み方ではない

「天神大樹」はなぜこの名前になった?

三菱地所によると、「天神大樹」という名称には、天神の地に根を張り、多様な人や文化が集まり、交わりながら育っていく「まちの大樹」でありたいという思いが込められています。

福岡・天神では、天神ビッグバンによって新しいオフィスビルや商業施設が次々と誕生しています。

そのなかで天神大樹が目指すのは、完成した建物へ人が入るだけの施設ではありません。

  • 人と人が出会う
  • 企業と地域がつながる
  • 文化やアイデアが交わる
  • 新しい活動や挑戦が生まれる
  • そこで生まれたものが街へ広がっていく

こうした循環を、根を張り、幹を伸ばし、枝葉を広げながら成長する一本の大樹に重ねています。

根・幹・枝葉は何を表している?

公式発表で示された考え方を分かりやすく整理すると、次のようになります。

大樹の要素 施設が目指すもの
天神の土地、地域、積み重ねられてきた文化
人や企業、活動を支える建物と空間
人、企業、地域コミュニティをつなぐ交流
葉や実 新しく生まれる文化、価値、アイデア、挑戦
成長 完成後も関わる人たちと変化し続けること

つまり「大樹」は、特定の一本の木や建物の形を指しているのではなく、天神と人々の関係を表した比喩です。

開発コンセプト「福岡文化生態系」と大樹の関係

天神大樹の開発コンセプトは、「福岡文化生態系~福岡のあたらしい文化を共に創造し続ける~」です。

生態系では、さまざまな生き物や環境がつながり、互いに影響を与えながら循環しています。

天神大樹も、商業施設、オフィス、ホテルという異なる機能を一つの建物に集めるだけではなく、そこで過ごす人、働く人、訪れる人、地域で活動する人が交わることを重視しています。

施設内で生まれた出会いや活動が次の活動につながり、福岡ならではの新しい文化が育っていく。その中心に立つ存在を「大樹」と表現したと考えると、名前と開発コンセプトの関係が分かりやすくなります。

「生態系」という施設全体の考え方を、誰でもイメージしやすい一本の大樹として表した名称ともいえるでしょう。

木材や緑化も「天神大樹」の名前につながっている

天神大樹という名称は比喩ですが、実際の建物にも木や緑を生かした計画が数多く取り入れられています。

外装に九州産木材を使用

建物の外装には、九州産木材を使ったCLTパネルが使用されます。

CLTは、木材を繊維の方向が直交するように重ねて接着した大型の木質パネルです。

計画では450立方メートルを超えるCLTパネルを外装や庇などへ有機的に配置し、一般的な高層ビルとは異なる木の質感を持った外観をつくります。

木材は単なる装飾ではなく、二酸化炭素の固定や日射熱の抑制、九州の森林保全や林業振興などにもつなげる計画です。

40本以上の高木と900平方メートルを超える緑化

建物の広場、壁面、テラスなどには、立体的な花や緑が導入されます。

現在の計画では、40本以上の高木と900平方メートルを超える緑化によって、市民や来街者が過ごせる空間を整備する予定です。

建物の周囲にはベンチなども設けられ、買い物や仕事の用事がなくても立ち止まり、休憩できる場所を目指しています。

大きな樹木の下に人が自然と集まり、木陰で休むような場所を、建物内外の空間全体でつくろうとしていることが分かります。

OPEN LOBBYとmanucoffeeが「まちの大樹」を形にする

天神大樹の3階には、街に開かれた交流空間「OPEN LOBBY」が設けられます。

一般的なオフィスロビーは、そこで働く人や来客が通過する場所です。

一方、天神大樹のOPEN LOBBYは、オフィス利用者だけの閉じた空間ではなく、街の人も立ち止まり、語らい、働き、学び、出会うことのできる「まちのロビー」を目指しています。

OPEN LOBBYには、福岡発のコーヒーブランド「manucoffee(マヌコーヒー)」が出店し、運営にも参加します。

コーヒーを提供するだけでなく、地域の人や文化をつなぎ、新しい会話や出会いを生むコミュニティの担い手として関わる予定です。

また、天神大樹で働く人を支援するサービス「ASSISTand」も展開され、その売上の一部は施設内の交流プログラムや地域連携企画などの文化活動へ再投資されます。

人が集まり、交流から新しい活動が生まれ、その成果が次の文化活動へ還元される仕組みは、天神大樹が掲げる「文化の循環」を具体化するものです。

GIVING TREE PROJECTは名前の由来?

天神大樹では、建物の開業に先立って「GIVING TREE PROJECT」が始動します。

文化、芸術、食、学び、交流などをテーマに、天神で活動する人や企業、来街者との接点をつくり、そこから新しい活動が生まれる循環を育てるプロジェクトです。

「GIVING TREE PROJECT」という名称は、絵本『THE GIVING TREE』に描かれた「与えることの幸せ」という考え方に由来します。

一本の木が木陰や実りを与え続けるように、天神大樹も街へ価値を還元し続ける存在になることを目指しています。

ここは混同に注意
建物名「天神大樹」は、人や文化が育つ「まちの大樹」という考え方から名付けられています。一方、「GIVING TREE PROJECT」というプロジェクト名は絵本『THE GIVING TREE』に由来します。建物名そのものが絵本から直接名付けられたとは公式発表に記載されていません。

プロジェクト第1弾では、街を訪れる人と一緒に天神の音を集め、新しい街のテーマミュージックを制作する企画が予定されています。

建物が完成する前から街との関係を育て始めることも、「完成後が終点ではなく、人々と一緒に成長する大樹」という考え方につながっています。

天神大樹のロゴにはどんな意味がある?

天神大樹のロゴをデザインしたのは、福岡を拠点に活動するアートディレクター・グラフィックデザイナーの永尾仁(ながお・じん)さんです。

ロゴは「天」「神」「大」「樹」の4文字を独自に組み直し、人、文化、活動が交わりながら成長していく様子を表現しています。

新しい再開発ビルとして先進性だけを強調するのではなく、天神という街に自然になじみ、長く親しまれる存在になることを重視したデザインです。

形も直線だけで構成された硬い印象ではなく、有機的で親しみやすいものになっています。

ロゴにも、大樹の木陰へ人が自然と集まり、ひと休みするような場所になってほしいという思いが反映されています。

天神大樹は「ダサい」?名前に違和感を覚える理由

「天神大樹」という名称を初めて見て、「少し意外」「これがビルの名前なの?」と感じる人がいても不思議ではありません。

ただし、現時点で新名称が大規模に炎上している、福岡市民から一方的に不評を受けていると判断できる情報は確認できません。

名前に対する違和感は、名称そのものの良し悪しだけではなく、これまでのイムズや周辺施設との違いから生まれている面があります。

「イムズ」という名前が強く定着していた

跡地にあったイムズは、1989年から2021年まで約32年間営業していました。

「IMS」という短く都会的な名称と、金色の個性的な建物は、長い時間をかけて天神のランドマークとして定着していました。

その跡地に「天神大樹」という全く異なる日本語名が付いたため、旧イムズを知っている人ほど落差を大きく感じやすくなります。

長く「天神1-7計画」と呼ばれていた

イムズ跡地の再開発は、正式名称が決まるまで「(仮称)天神1-7計画」と呼ばれていました。

住所をもとにした事務的な計画名が長く報道されていたため、詩的な「天神大樹」という名称が突然登場したように感じられます。

周辺の再開発ビルと名前の雰囲気が違う

天神周辺には、

  • ONE FUKUOKA BLDG.
  • 天神ビジネスセンター
  • 福岡大名ガーデンシティ

など、英語や施設の機能を含んだ名称が多くあります。

それに対して「天神大樹」は漢字4文字で、建物の用途ではなく理念を表した名称です。

名前を見ただけでは商業・オフィス・ホテルの複合施設だと分かりにくい一方、周辺のビル名と重ならず、記憶に残りやすい名称ともいえます。

「大樹」が人の名前にも見える

「大樹」は、人名では「だいき」と読まれることが多い漢字です。

そのため「天神大樹」も、一瞬、人の名前やキャラクター名のように見える可能性があります。

正式な読み方や命名意図がまだ広く浸透していない発表直後は、特に違和感が生まれやすいでしょう。

ただし、「大樹」という言葉が建物の木質外装、緑化、人が集まるOPEN LOBBY、文化活動などと結び付いていけば、開業後には名前の印象も変わっていく可能性があります。

イムズの名前や文化は天神大樹に引き継がれる?

新施設の正式名称には、「イムズ」や「IMS」という名前は残りません。

旧イムズが同じ名前でリニューアルオープンするのではなく、建物を解体した跡地に、新しい複合施設「天神大樹」が誕生します。

一方で、施設が目指す役割には共通点があります。

イムズの正式名称は「INTER MEDIA STATION」で、買い物だけでなく、ショールーム、イムズホール、アートギャラリーなどを通じて情報や文化を発信してきました。

天神大樹も、商業施設だけではなく、OPEN LOBBY、ホテルでの音楽・アートプログラム、交流企画などを計画しています。

名称や建物は大きく変わりますが、天神で人や文化が交わる場所をつくるという役割は、新しい形で受け継ごうとしていることが分かります。

天神イムズの閉館日・建て替えから跡地までの歴史はこちら

天神大樹はいつ完成する?

天神大樹は、福岡市中央区天神の旧イムズ跡地で建設が進められています。

  • 建物名称:天神大樹
  • 規模:地上21階・地下4階
  • 高さ:約91メートル
  • 用途:商業施設・オフィス・ホテル・駐車場
  • ホテル:エースホテル
  • 竣工予定:2027年5月末

2027年5月末は建物が完成する予定時期であり、商業施設全体が同日にグランドオープンすると発表されたわけではありません。

店舗やレストラン、駐車場、エースホテル、地下接続などの詳しい情報は、天神大樹の総合記事で随時更新しています。

天神大樹の名前に関するよくある質問

天神大樹は何と読む?

正式な読み方は「てんじんたいじゅ」です。英語では「TENJIN TAIJU」と表記されます。

天神大樹は誰が名付けた?

旧イムズ跡地の再開発を進める事業主の三菱地所が、2026年8月31日に建物名称として発表しました。

「大樹」は実際に植えられる一本の木のこと?

特定の一本の木を指しているわけではありません。天神へ根を張り、人や文化が集まり、新しい活動が育つ施設を「まちの大樹」に例えた名称です。

「天神様」や菅原道真と関係がある?

公式発表では、福岡・天神という土地に根を張る施設であることが説明されています。天神信仰や菅原道真を直接の由来とする説明はありません。

GIVING TREE PROJECTが建物名の由来?

公式発表では別々に説明されています。建物名は「まちの大樹」という考え方、GIVING TREE PROJECTという名称は絵本『THE GIVING TREE』が描く考え方に由来します。

イムズという名前は残る?

新施設の正式名称には残りません。ただし、イムズが担ってきた情報・文化発信の役割は、天神大樹の「福岡文化生態系」というコンセプトにもつながっています。

天神大樹はいつオープンする?

建物は2027年5月末に竣工予定です。商業施設全体の正式なオープン日は、2026年8月31日時点では発表されていません。

「天神大樹」の読み方・名前の由来まとめ

イムズ跡地に誕生する新しい複合施設の名称は、「天神大樹(てんじんたいじゅ)」です。

名前には、天神へ根を張り、多様な人、企業、地域、文化が集まり、交わりながら育っていく「まちの大樹」になりたいという思いが込められています。

外装に使われる九州産木材、40本以上の高木と900平方メートルを超える緑化、街に開かれたOPEN LOBBY、開業前から始まるGIVING TREE PROJECTなど、建物と活動の両面で「大樹」の考え方を表現する計画です。

旧イムズとは大きく異なる日本語名であり、「大樹」が人名にも見えることから、発表直後は読み方や意味に疑問を持たれやすい名称です。

一方、名前に込められた考え方が施設のデザインや活動を通じて見えるようになれば、天神大樹という呼び方も次第に街へ定着していくのではないでしょうか。

参考資料

※掲載内容は2026年8月31日時点で公表されている情報を基にしています。

タイトルとURLをコピーしました