【2026年8月31日更新】
福岡・天神のイムズ跡地で建設が進んでいる大型複合ビルの正式名称が、「天神大樹(てんじんたいじゅ)」に決まりました。
天神大樹にはショップやレストラン、オフィス、ホテルが入り、福岡のコーヒーブランドmanucoffee(マヌコーヒー)と、アメリカ・シアトル発のエースホテル福岡の出店が発表されています。
また、地下2階から天神地下街やONE FUKUOKA BLDG.などへ接続する計画で、天神ビッグバンによって生まれる新たな大型複合施設として注目されています。
では、天神大樹はいつ完成し、いつオープンするのでしょうか。
この記事では、天神大樹の竣工・開業時期、判明しているテナント、商業フロア、エースホテル福岡、駐車場、地下直結アクセスなどの最新情報を詳しく解説します。
天神大樹の最新情報
- 正式名称:天神大樹(てんじんたいじゅ)
- 場所:福岡市中央区天神1丁目・旧イムズ跡地
- 竣工予定:2027年5月末
- 商業施設:地下2階~地上2階に約1,100坪
- 確定テナント:manucoffee
- ホテル:エースホテル福岡
- オフィス:7階~15階を中心に展開
- 駐車場:計画上95台
- 規模:地上21階・地下4階、高さ約91m
- 地下接続:天神地下街・ワンビル・因幡町通り地下通路へ接続予定
※2027年5月末は建物の竣工予定です。商業施設の正式なオープン日、営業時間、駐車料金、manucoffeeやエースホテル福岡の具体的な開業日は今後発表されます。
天神大樹とは?イムズ跡にできる新しい複合施設
天神大樹は、2021年8月31日に閉館したイムズの跡地で進められている大型複合ビルです。
これまで「(仮称)天神1-7計画」と呼ばれていましたが、2026年8月31日に正式名称が発表されました。
| 項目 | 計画概要 |
|---|---|
| 正式名称 | 天神大樹(てんじんたいじゅ) |
| 旧計画名 | (仮称)天神1-7計画 |
| 建設場所 | 福岡市中央区天神1丁目・イムズ跡地 |
| 事業主 | 三菱地所株式会社 |
| 主要用途 | 店舗・オフィス・ホテル・駐車場 |
| 規模 | 地上21階・地下4階 |
| 高さ | 約91m |
| 延床面積 | 約73,960㎡(約22,372坪) |
| 竣工予定 | 2027年5月末 |
単独のショッピングビルだった旧イムズとは異なり、天神大樹は商業施設・オフィス・ホテル・交流空間・緑地を一体化した複合施設になります。
三菱地所が掲げている開発コンセプトは、「福岡文化生態系~福岡のあたらしい文化を共に創造し続ける~」です。
旧イムズが買い物だけでなく音楽、アート、イベントなどを発信してきたように、天神大樹も人や文化が交わる新しい交流拠点を目指しています。
天神大樹の読み方と名前の由来は?
天神大樹の読み方は、「てんじんたいじゅ」です。
この名称には、天神の地に根を張り、多様な人々や文化が集まって交わりながら育つ、「まちの大樹」のような存在になりたいという思いが込められています。
建物名だけでなく、外観への九州産木材の活用や、敷地内の大規模な緑化計画ともつながった名称です。
これまで広く使われてきた「イムズ」という名称を引き継ぐ形ではありませんが、旧イムズが担っていた文化発信や交流の役割を、新しい複合施設として受け継ぐ狙いが見えてきます。
天神大樹はいつオープン?完成は2027年5月末予定
天神大樹の建物竣工は2027年5月末の予定です。
ただし、ここで注意したいのが、「2027年5月末竣工」と「2027年5月末グランドオープン」は同じではないという点です。
2026年8月31日現在、建物の竣工予定は公表されていますが、商業施設全体の正式なオープン日はまだ発表されていません。
| 施設・項目 | 現在の予定 |
|---|---|
| 建物竣工 | 2027年5月末予定 |
| 商業施設のグランドオープン | 正式発表待ち |
| manucoffee天神大樹店 | 開業日未発表 |
| エースホテル福岡 | 2027年開業予定・具体的な日付は未発表 |
| オフィス入居開始 | 詳細発表待ち |
過去の資料や記事には「2026年12月竣工予定」と記載されている場合があります。
その後、緑化の充実や地下工事の進捗などを受けて、竣工時期が2027年5月へ変更されました。現在は2027年5月末が最新の公式予定です。
商業施設のオープン日については、今後発表されるテナント一覧や営業時間とあわせて更新します。
天神大樹のテナント一覧|manucoffeeとエースホテルが決定
2026年8月31日現在、天神大樹への出店が明らかになっている主な施設は、manucoffeeとエースホテル福岡です。
| 施設・テナント | 業種 | 場所 | 開業予定 |
|---|---|---|---|
| manucoffee天神大樹店 | カフェ・コーヒー | 3階「OPEN LOBBY」 | 正式発表待ち |
| エースホテル福岡 | ホテル・飲食・交流施設 | 1~3階、16~20階 | 2027年予定 |
| ショップ・レストラン | 物販・飲食 | 地下2階~地上2階 | 個別店舗名は今後発表 |
地下2階から地上2階までの商業ゾーンについては、ショップやレストランが入ることは発表されていますが、個別の店舗名はまだ明らかになっていません。
したがって、現時点でmanucoffee以外のブランド名や店舗数を予想で断定することはできません。
manucoffeeが3階「OPEN LOBBY」に出店
新たに出店が発表されたのが、福岡発のコーヒーブランドmanucoffee(マヌコーヒー)です。
店舗名は「manucoffee天神大樹店」とされ、3階に設けられる交流空間「OPEN LOBBY」へ出店します。
OPEN LOBBYは、渡辺通り側からも目に入りやすい、一部が2層吹き抜けとなるオフィスエントランス・交流空間です。
一般的なオフィス受付だけではなく、カフェを組み合わせることで、仕事をする人や施設を訪れる人が自然に交わる場所を目指しています。
さらに、天神大樹で働く人を対象として、
- 朝食のサポート
- 昼食のサポート
- 手土産の手配
- 働き方を支援する各種サービス
なども展開される予定です。
manucoffee天神大樹店の営業時間、メニュー、座席数、一般来館者の利用方法などは今後の発表待ちです。
地下2階~地上2階にショップ・レストラン
天神大樹では、地下2階から地上2階にかけて約1,100坪の商業ゾーンが展開されます。
日常的に利用できる店舗から、特別な時間を過ごせるショップやレストランまで、さまざまな業態を誘致する計画です。
特に地下2階は天神地下街やワンビル、因幡町通り地下通路とつながるため、地下鉄や地下街からそのまま立ち寄れる重要な商業フロアになります。
1階は渡辺通りを含む四方の通りに面しており、周辺から入りやすい店舗や飲食施設の出店にも注目したいところです。
エースホテル福岡が天神大樹にオープン
天神大樹の大きな目玉となるのが、エースホテル福岡です。
エースホテルはアメリカ・シアトルで誕生し、ホテルと音楽、アート、食、地域文化を組み合わせた独自のスタイルで知られています。
福岡への出店は九州初で、日本ではエースホテル京都に続く2施設目です。発表時点ではアジアで2拠点目となる計画です。
| 項目 | エースホテル福岡の計画 |
|---|---|
| 開業 | 2027年予定 |
| ホテルフロア | 1~3階、16~20階 |
| 客室数 | 192室予定 |
| 低層部 | ラウンジ、カフェバー、レストラン、ギャラリーなど |
| 3階 | ファンクションルーム、ミーティングルームなど |
| 高層部 | 客室、レストラン、ルーフトップバーなど |
1~2階にはラウンジ、カフェバー、レストラン、ギャラリー、3階にはMICEにも対応できるファンクションルームやミーティングルームが計画されています。
19~20階には、天神の街を高層階から眺められるルーフトップバーも設けられる予定です。
これらの飲食・交流施設は宿泊者だけでなく、地域住民や天神を訪れた人、天神大樹で働く人も利用できる空間になる計画です。
ホテル内では音楽やアートを取り入れた文化プログラムも予定されており、旧イムズが担っていた文化発信の役割とも通じる施設になりそうです。
天神大樹のフロア構成は?
天神大樹は、商業施設・オフィス・ホテルを縦に組み合わせた複合ビルです。
| フロア | 主な用途 |
|---|---|
| 地下2階 | 商業施設、天神地下街・ワンビル・因幡町通り地下通路への接続 |
| 地下2階~地上2階 | 約1,100坪のショップ・レストラン |
| 1~2階 | エースホテルのラウンジ、カフェバー、レストラン、ギャラリーなど |
| 3階 | OPEN LOBBY、manucoffee、オフィスエントランス、ホテルの会議・交流施設など |
| 7~15階 | オフィス |
| 16~20階 | エースホテル福岡の客室・飲食施設など |
| 19~20階 | ルーフトップバーなど |
複数の用途が同じ階の異なる区画へ配置されるため、1~3階は商業、ホテル、オフィス関連施設が重なり合う構成です。
オフィス部分は総面積約8,000坪、基準階面積約790坪で、約3,000人の就業を想定しています。
建物全体の詳細なフロアマップや各店舗の位置については、テナント発表後に明らかになる見込みです。
天神大樹の駐車場は?95台の計画
車で天神へ向かう人にとって気になるのが、天神大樹の駐車場です。
三菱地所が公開している物件概要では、駐車場は95台と記載されています。
また、隣接ビル側から入出庫する計画で、別途66台の隔地駐車場も示されています。
車路は隣接するONE FUKUOKA BLDG.と共用し、地上部の車両混雑を抑えながら、福博であい通りの安全な歩行空間を確保する計画です。
ただし、現時点では次の情報は発表されていません。
- 一般の買い物客が利用できる駐車台数
- ホテル宿泊者用とオフィス用の配分
- 駐車場の入口と走行ルート
- 営業時間
- 時間料金・最大料金
- テナント利用による駐車料金サービス
- 車高・車幅などの車両制限
そのため、「駐車場95台=買い物客が自由に利用できる駐車場が95台」とまでは、まだ断定できません。
駐車料金や一般利用方法が発表され次第、こちらへ追記します。
天神地下街・ワンビルと地下直結
天神大樹の大きな利点が、天神中心部の地下ネットワークへ直接つながることです。
地下2階から、次の施設・通路へ接続する予定です。
- 天神地下街
- ONE FUKUOKA BLDG.(ワンビル)
- 因幡町通り地下通路
この地下ネットワークを通じて、
- 福岡市地下鉄空港線「天神駅」
- 福岡市地下鉄七隈線「天神南駅」
- 西鉄天神大牟田線「西鉄福岡(天神)駅」
へ地下で移動できる計画です。
雨の日や暑い日でも地上へ出ずに移動しやすくなり、天神地下街、ワンビル、天神大樹を行き来する新しい人の流れが生まれそうです。
木材と900㎡を超える緑化も天神大樹の特徴
天神大樹は、外観や地上広場に木と緑を大きく取り入れる計画です。
最新の計画では、壁面、広場、テラスなどを合わせて900㎡を超える緑化を行い、40本以上の高木を配置します。
植栽やベンチを組み合わせ、買い物やホテル、オフィスの利用者だけでなく、天神を訪れた人が気軽に休める空間も整備されます。
外装には、九州産木材を使用したCLTパネルを約450㎥活用します。
木材を有機的に配置した外観は、天神大樹を象徴するデザインになるだけでなく、日射熱を抑える効果や二酸化炭素の固定にもつながります。
「大樹」という名称と、木材・花・緑を取り入れた建物計画が一体になっている点も、この施設の特徴です。
イムズ跡は天神大樹へ|旧施設との違い
天神大樹が建設されている場所には、かつてイムズ(IMS)がありました。
イムズは1989年4月に開業し、2021年8月31日に閉館するまで、32年間にわたって天神を代表する商業・文化施設として親しまれました。
買い物や飲食だけでなく、イムズホール、ギャラリー、ショールーム、イベントなどを通じて、福岡の音楽やアート、文化を発信してきた施設です。
再開発の流れは、次のようになります。
イムズ
↓
(仮称)天神1-7計画
↓
天神大樹
天神大樹は旧イムズをそのまま再現する施設ではありません。
商業施設にオフィスとホテルを加え、地下ネットワーク、交流空間、パブリックアート、緑地などを組み合わせた、新しい形の天神の拠点になります。
天神大樹についてよくある質問
天神大樹はいつオープンしますか?
建物は2027年5月末に竣工予定です。ただし、商業施設の正式なグランドオープン日は2026年8月31日現在、発表されていません。
天神大樹にはどんなテナントが入りますか?
manucoffee天神大樹店とエースホテル福岡が発表されています。地下2階~地上2階にはショップやレストランが入りますが、その他の個別店舗名は今後発表されます。
天神大樹に駐車場はありますか?
計画概要では95台とされています。隣接ビル側から入出庫する計画ですが、一般利用できる台数、料金、営業時間、駐車サービスはまだ発表されていません。
天神大樹の読み方は?
「てんじんたいじゅ」と読みます。人や文化が集まり、交わりながら育つ「まちの大樹」になりたいという思いが込められています。
天神駅から地下で行けますか?
地下2階から天神地下街、ワンビル、因幡町通り地下通路へ接続する予定です。地下鉄天神駅、天神南駅、西鉄福岡(天神)駅方面から地下を通ってアクセスできる計画です。
天神大樹のオープン・テナント・駐車場まとめ
イムズ跡地で建設が進んでいる大型複合施設の正式名称が、天神大樹に決まりました。
建物は地上21階・地下4階、高さ約91mで、2027年5月末に竣工予定です。
地下2階~地上2階には約1,100坪の商業ゾーンが設けられ、ショップやレストランが出店します。
現在は、3階のOPEN LOBBYにmanucoffee、1~3階と16~20階にエースホテル福岡が入ることが発表されています。
天神地下街やワンビルとも地下でつながり、木材を取り入れた外観、900㎡を超える緑化、文化や交流を生み出す施設も計画されています。
一方で、商業施設の正式なオープン日、その他のテナント一覧、営業時間、一般利用者向け駐車場の料金や利用方法は今後の発表待ちです。
新しい情報が発表され次第、この記事を随時更新します。
参考:三菱地所「天神大樹」プロジェクト情報、グリーンボーナス認定・竣工時期変更の発表、エースホテル福岡出店発表、福岡TNCニュース「天神大樹・manucoffee出店発表」

