Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿3』では、テュークスベリーとの結婚式を控えたエノーラが、突然誘拐された兄シャーロックを救うため、マルタに隠された事件を追います。
事件の中心にいたのは、前作で正体が明らかになったモリアーティでした。
しかし今回の目的は、単なるホームズ家への復讐ではありません。
テュークスベリー家とイギリス軍が隠してきたアフガン金塊、モリアーティが名乗った「アデライン・レイス教授」という偽名、兵士が残した「ラース」という言葉、そしてラストに映る沈没船が、すべて一つにつながっています。
先に結末をまとめると、シャーロックを誘拐した犯人はモリアーティです。
モリアーティはエノーラに暗号を解かせ、テュークスベリーの父親が隠したアフガン金塊を見つけようとしていました。
事件解決後、金塊はアフガニスタンへ返還され、エノーラとテュークスベリーは結婚します。
この記事では、犯人、シャーロック誘拐の目的、アデライン・レイスの正体、「Khost」「Wrath」「Rathe」の意味、アフガン金塊の行方、二人の結婚、最後に映る沈没船まで順番に考察します。
- シャーロックを誘拐した犯人
- モリアーティがエノーラを利用した理由
- アデリン・ラス/アデライン・レイス教授の正体
- 「Khost」「Wrath」「Rathe」の意味
- テュークスベリー家が隠していた過去
- アフガン金塊の場所と最終的な行方
- エノーラとテュークスベリーが結婚したのか
- ラストの沈没船が示す意味
- 実話や原作小説との関係
ここから先は、『エノーラ・ホームズの事件簿3』の最後まで含む重大なネタバレがあります。
- 『エノーラ・ホームズの事件簿3』の結末を先に確認
- 『エノーラ・ホームズの事件簿3』公式予告
- 『エノーラ・ホームズの事件簿3』基本情報
- 『エノーラ・ホームズの事件簿3』キャスト
- 前作を見ていなくても大丈夫?見る順番は?
- ネタバレなしのあらすじ
- 結論|シャーロックを誘拐した犯人はモリアーティ
- アデリン・ラスとは誰?アデライン・レイス教授の正体
- シャーロックが誘拐された理由
- シャーロック誘拐までの計画
- 「Khost」の意味は?
- 兵士が残した「Wrath」は「Rathe」だった
- レースの女性は誰?
- テュークスベリー夫人が誘拐された理由
- テュークスベリー家が隠していた真実
- アフガン金塊はどこに隠されていた?
- モリアーティの本当の目的
- モリアーティとの最終対決
- アフガン金塊は最後どうなった?
- エノーラとテュークスベリーは結婚した?
- シャーロックが結婚を認めた理由
- ラスト・最後の沈没船「The Wrath of Adeline 1863」の意味
- 『エノーラ・ホームズの事件簿4』はある?
- 『エノーラ・ホームズ3』は実話?
- 原作のどの巻が元になっている?
- 作品の評価|ミステリーより成長と結婚が中心
- Netflixのサスペンス映画を探している人へ
- 『エノーラ・ホームズの事件簿3』よくある質問
- まとめ|犯人はモリアーティ、最後はエノーラが結婚
『エノーラ・ホームズの事件簿3』の結末を先に確認
| 疑問 | 結論 |
|---|---|
| シャーロックを誘拐した犯人 | モリアーティことミラ・トロイ |
| アデライン・レイス教授の正体 | モリアーティが使っていた偽名 |
| 誘拐の目的 | エノーラにアフガン金塊の場所を突き止めさせるため |
| モリアーティの目的 | ホームズ家への復讐、イギリス軍の犯罪の暴露、金塊の強奪 |
| 金塊の隠し場所 | マルタの断崖にある洞窟 |
| アフガン金塊の結末 | テュークスベリーがアフガニスタンへ返還する |
| モリアーティの結末 | 制圧され、再び逮捕される |
| エノーラとテュークスベリー | 最後に小さな結婚式を挙げる |
| ラストの船 | テュークスベリーの父親が沈めた「The Wrath of Adeline 1863」 |
| 続編 | 2026年7月19日時点で第4作の正式発表はない |
『エノーラ・ホームズの事件簿3』公式予告
Netflix Japanの公式YouTubeでは、『エノーラ・ホームズの事件簿3』の予告編が公開されています。
結婚式へ向かうエノーラ、誘拐されたシャーロック、マルタに残された暗号、モリアーティの計画など、本作の主要な要素を確認できます。
『エノーラ・ホームズの事件簿3』基本情報
| 作品名 | エノーラ・ホームズの事件簿3 |
|---|---|
| 原題 | Enola Holmes 3 |
| 配信開始日 | 2026年7月1日 |
| 配信 | Netflix独占配信 |
| 上映時間 | 1時間48分 |
| 物語の年代 | 1886年 |
| 主な舞台 | マルタ |
| 監督 | フィリップ・バランティーニ |
| 脚本 | ジャック・ソーン |
| 原作 | ナンシー・スプリンガー「エノーラ・ホームズの事件簿」シリーズ |
| 主演・製作 | ミリー・ボビー・ブラウン |
『エノーラ・ホームズの事件簿3』キャスト
| 登場人物 | キャスト | 立場 |
|---|---|---|
| エノーラ・ホームズ | ミリー・ボビー・ブラウン | 私立探偵として活動するホームズ家の末妹 |
| テュークスベリー | ルイス・パートリッジ | エノーラの恋人で結婚を控える貴族 |
| シャーロック・ホームズ | ヘンリー・カヴィル | 誘拐されるエノーラの兄 |
| ユードリア・ホームズ | ヘレナ・ボナム=カーター | エノーラとシャーロックの母親 |
| ジョン・ワトソン | ヒメーシュ・パテル | シャーロックの友人で医師 |
| モリアーティ/ミラ・トロイ | シャロン・ダンカン=ブルースター | シャーロック誘拐事件を計画した人物 |
| レストレード警部 | アディール・アクタル | ホームズ兄妹と関わる警察官 |
| エディス | スーザン・ウォコマ | ユードリアと行動する武術の達人 |
| テュークスベリー夫人 | ハティ・モラハン | テュークスベリーの母親 |
| ミキエル・ミッツィ | ジョー・アゾパルディ | 事件を追うマルタ側の人物 |
| サンプソン准将 | ジェイソン・ワトキンス | テュークスベリーの名付け親 |
前作を見ていなくても大丈夫?見る順番は?
『エノーラ・ホームズの事件簿3』だけでも、シャーロック誘拐事件の大まかな流れは理解できます。
ただし、第2作で正体が明らかになったモリアーティが再登場するため、できれば第1作から配信順に見るのがおすすめです。
| 順番 | 作品 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 1 | エノーラ・ホームズの事件簿 | エノーラの独立とテュークスベリーとの出会い |
| 2 | エノーラ・ホームズの事件簿2 | 探偵としての最初の事件とモリアーティの正体 |
| 3 | エノーラ・ホームズの事件簿3 | シャーロック誘拐とエノーラの結婚 |
特に第2作を見ておくと、ミラ・トロイがなぜモリアーティとしてホームズ家を敵視しているのかがわかりやすくなります。
ネタバレなしのあらすじ
20代になったエノーラ・ホームズは、恋人テュークスベリーとの結婚を控えていました。
結婚式の舞台に選ばれたのは、地中海に浮かぶ島国マルタです。
しかしエノーラは、結婚によってホームズの名前や自由、探偵としての仕事を失うのではないかと不安を感じていました。
兄シャーロックもエノーラの結婚に否定的な態度を見せ、二人は式の前夜に口論します。
翌朝、結婚式へ向かうエノーラのもとへワトソンが現れ、シャーロックが何者かに誘拐されたことを告げます。
エノーラは結婚式を中断し、兄を助けるためにマルタへ残された暗号、レース、軍功章、軍人たちの過去を追い始めます。
以下では、犯人、誘拐の目的、アフガン金塊の場所、結婚、ラストシーンまでネタバレします。
結論|シャーロックを誘拐した犯人はモリアーティ
シャーロックとテュークスベリー夫人を誘拐した犯人は、モリアーティことミラ・トロイです。
モリアーティは、前作『エノーラ・ホームズの事件簿2』で逮捕されたあと、腐敗した軍人や警察官と取引し、拘束から逃れていました。
本作では、アデライン・レイス教授(Professor Adeline Rathe)という偽名を使用してマルタへ入り込みます。
モリアーティの目的は一つではありません。
- 自分を逮捕したホームズ家への復讐
- テュークスベリー家とイギリス軍の犯罪を暴くこと
- 隠されたアフガン金塊を発見すること
- 最終的に金塊を自分のものにすること
モリアーティは金塊の存在までは突き止めていましたが、正確な隠し場所まではわかりませんでした。
そこで、兄を助けようとするエノーラへ意図的に手がかりを与え、金塊まで案内させようとしたのです。
アデリン・ラスとは誰?アデライン・レイス教授の正体
「アデリン・ラス」「アデリン・レイス」などと検索されている人物は、モリアーティが名乗ったアデライン・レイス教授です。
英語表記は「Professor Adeline Rathe」です。
日本語では聞き取り方によって、アデリン・ラス、アデリン・レイス、アデライン・ラースなど、複数の表記で検索されています。
アデライン・レイス教授は実在する別の教授ではありません。
モリアーティことミラ・トロイが、マルタで計画を進めるために使用していた偽名です。
さらに、この偽名は物語の最後に映る沈没船「The Wrath of Adeline 1863」から取られていました。
- Adeline=アデライン
- Wrath=怒り
- Rathe=モリアーティが使用した姓
兵士が死の直前に残した「ラース」という言葉も、英単語のWrathではなく、犯人の偽名Ratheを示していました。
シャーロックが誘拐された理由
シャーロックの誘拐は、シャーロック本人に謎を解かせるためではありません。
本当の狙いは、エノーラを捜査へ引き込み、金塊の隠し場所まで導かせることでした。
モリアーティにとって、エノーラは次の条件を満たす人物です。
- 兄を救うためなら危険な捜査を続ける
- テュークスベリー家の内部事情を知っている
- マルタを自由に動き回れる
- 暗号や軍功章の意味を解読できる
- 金塊の場所につながるテュークスベリーの記憶を知っている
シャーロック誘拐は、エノーラを動かすための餌でした。
モリアーティは結婚式の開催地、レース、暗号、軍功章、火事まで利用し、エノーラが事件を追い続けるように仕向けています。
シャーロック誘拐までの計画
事件の始まりは、エノーラとテュークスベリーの結婚式です。
テュークスベリー夫人は、謎のレースを身につけた女性から勧められ、結婚式をマルタで開くことを決めました。
しかし、この女性はモリアーティの協力者です。
テュークスベリーの父親が軍人としてマルタに滞在していたことを知ったモリアーティは、結婚式を利用し、ホームズ家とテュークスベリー家をマルタへ集めます。
一方のシャーロックは、妹の結婚式への出席と並行し、イギリス軍に関係する極秘事件を調べていました。
モリアーティはシャーロックを誘拐し、ホテルの部屋へエノーラが追うための手がかりを残します。
「Khost」の意味は?
シャーロックのホテルの鏡には、モールス信号で「Khost」と書かれていました。
Khostは、アフガニスタンに実在する都市「ホースト」を指しています。
映画の中では、イギリス軍とアフガニスタン側が戦った架空の「ホーストの戦い」が、事件の発端として描かれています。
この戦いに関わっていたのが、次の人物です。
- テュークスベリーの亡き父親
- 名付け親のサンプソン准将
- イギリス軍の兵士たち
エノーラが見つけた軍功章も、ホーストの戦いに参加した兵士へ与えられたものでした。
つまり「Khost」は単なる地名ではなく、テュークスベリー家の富とアフガン金塊を結びつける手がかりです。
兵士が残した「Wrath」は「Rathe」だった
エノーラは、失踪前のシャーロックと接触していた兵士を見つけます。
しかし兵士は何者かに撃たれ、死亡する直前に「ラース」のような言葉を残しました。
エノーラは当初、英語の「Wrath=怒り」だと考えます。
ところが事件を追ううちに、それがWrathではなく、モリアーティが名乗っていた姓の「Rathe」だったことに気づきました。
兵士は最後の力を振り絞り、犯人がアデライン・レイス教授であることを伝えようとしていたのです。
レースの女性は誰?
シャーロックの部屋に残されていたレースと、結婚式をマルタで開くよう勧めた女性が身につけていたレースは、同じ手がかりです。
レースの女性はモリアーティ本人ではなく、モリアーティに協力するスパイでした。
女性はテュークスベリー夫人へ接近し、結婚式の開催場所をマルタへ誘導します。
ホームズ兄妹とテュークスベリー家を、事件の中心へ集める役割を担っていたのです。
エノーラが女性を追い詰めたとき、女性は別の人物に撃たれます。
モリアーティの計画に関わった人物は、正体を隠すために次々と口封じされていました。
テュークスベリー夫人が誘拐された理由
シャーロックの誘拐後、テュークスベリー夫人もモリアーティに連れ去られます。
夫人が狙われた理由は、テュークスベリー家の過去がアフガン金塊へつながっていたためです。
テュークスベリーの父親は、ホーストの戦いでイギリス軍の部隊を率いていました。
結婚式の開催地、父親の軍歴、軍功章、洞窟の伝説は、すべて金塊の場所を示す手がかりです。
モリアーティはシャーロックとテュークスベリー夫人を牢へ閉じ込め、エノーラが謎を解き終えるのを待っていました。
テュークスベリー家が隠していた真実
ホーストの戦いで、イギリス軍は大量のアフガン金塊を持ち去っていました。
作中では戦争の損失を補う「賠償」と説明されますが、実態は植民地支配を背景にした略奪です。
テュークスベリーの父親は部隊を率い、金塊をマルタへ運びます。
ところが帰還途中、自分たちが行ったことに罪悪感を抱きました。
それでも金塊をアフガニスタンへ返さず、乗っていた船を沈め、「金塊も海に沈んだ」と報告します。
さらに責任をマルタの兵士へ押しつけ、事件そのものを隠しました。
しかし、金塊は船と一緒に沈んでいませんでした。
アフガン金塊はどこに隠されていた?
アフガン金塊は、マルタの断崖にある洞窟へ隠されていました。
エノーラが場所に気づいたきっかけは、事件が始まる前にテュークスベリーから聞いた父親の話です。
テュークスベリーは幼い頃、父親から「崖の洞窟には宝が隠されている」と聞かされていました。
一見すると子ども向けの冒険話ですが、実際には父親が隠したアフガン金塊を示していたのです。
モリアーティは金塊が存在することまでは知っていましたが、正確な場所を特定できませんでした。
そのため暗号や手がかりを残し、エノーラに金塊までの道筋を解かせます。
モリアーティの本当の目的
モリアーティの主張には、完全な嘘だけではなく一定の正当性があります。
テュークスベリー家の富や名誉は、イギリス帝国の植民地支配や略奪によって支えられていました。
さらにモリアーティは、ユードリアが政治活動のために過激な行動をしてもホームズ家に守られる一方、自分だけが犯罪者として逮捕されたことにも怒りを抱いています。
しかし、モリアーティの目的は歴史的な犯罪を暴くことだけではありません。
最終的には、発見したアフガン金塊を自分のものにしようとしていました。
- イギリス軍とテュークスベリー家の腐敗を暴く
- ホームズ家へ復讐する
- エノーラの推理力を利用する
- 金塊を奪う
正義、復讐、私欲を同時に満たそうとしたことが、モリアーティの計画を複雑にしています。
モリアーティとの最終対決
エノーラは、金塊が隠された洞窟へ向かえば、モリアーティが姿を現すと予想します。
予想どおりモリアーティは洞窟へ現れ、近くの地下牢にはシャーロックとテュークスベリー夫人が捕らえられていました。
最終対決では、エノーラ一人がモリアーティを倒すわけではありません。
シャーロックが銃を向け、テュークスベリー夫人が石でモリアーティを殴り、協力して制圧します。
モリアーティは死亡せず、再び逮捕されました。
ただし、前作でも拘束後に逃亡しているため、今後再登場する可能性は残されています。
アフガン金塊は最後どうなった?
テュークスベリーは、父親と同じ選択をしませんでした。
発見された金塊をアフガニスタンへ返還し、事件に関係した人物を捜査できるよう、マルタ側へ協力します。
その結果、サンプソン准将やイギリス側の総督も逮捕されました。
さらにテュークスベリーは、自分の家名や爵位が不正な富の上に成り立っていたことを知り、爵位を手放します。
テュークスベリーの決断は、父親の犯罪を隠し続けるのではなく、過去の責任を認めて修正しようとする選択です。
この決断が、エノーラとの結婚にもつながっていきます。
エノーラとテュークスベリーは結婚した?
エノーラとテュークスベリーは、物語の最後に結婚します。
序盤のエノーラは、結婚によって「ホームズ」という名前、自由、探偵としての仕事を失うことを恐れていました。
シャーロックも、エノーラが貴族の妻になることで、自分らしさや探偵としての才能を諦めてしまうのではないかと心配します。
しかし事件を解決したエノーラは、結婚と探偵の仕事は両立できると気づきました。
テュークスベリーも爵位を手放したため、エノーラが貴族社会の決まりへ従う必要はなくなります。
二人は大規模な式ではなく、家族や親しい仲間に見守られながら、地中海を望む崖の上で小さな結婚式を行いました。
エノーラは結婚後もホームズの名前を残し、探偵として生きる道を選びます。
シャーロックが結婚を認めた理由
物語の序盤で、シャーロックはエノーラの結婚に否定的でした。
ただし、テュークスベリー本人を嫌っているというより、妹が結婚によって自分自身を失うことを心配していたと考えられます。
事件を通してシャーロックは、エノーラが自分とは異なる方法で謎を解き、仲間の助けを受け入れながら前へ進める探偵だと理解します。
シャーロックは、一人でいることだけがホームズらしさではないと気づいたのでしょう。
エノーラは結婚しても、探偵としての能力やホームズ家の名前を失いません。
最終的にシャーロックは妹の選択を認め、二人の結婚を見守ります。
ラスト・最後の沈没船「The Wrath of Adeline 1863」の意味
映画の最後では、結婚したエノーラとテュークスベリーが海で泳いでいます。
カメラが水中へ沈んでいくと、海底に沈んだ古い船が映し出されました。
船に付けられた名前は、「The Wrath of Adeline 1863」です。
この船は、テュークスベリーの父親が金塊を隠すために沈めた船です。
また、モリアーティが使用していた「アデライン・レイス」という偽名も、この船名をもとに作られていました。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| Adeline | 船名に含まれる女性名で、モリアーティの偽名にも使われた |
| Wrath | 英語で「怒り」 |
| Rathe | モリアーティが教授として名乗った姓 |
| 1863 | 船と過去の事件に関係する年代 |
兵士が残した「ラース」という言葉、アデライン・レイス教授の偽名、テュークスベリー家の沈没船が、最後の場面ですべてつながります。
ラストの船は、事件の答え合わせとして置かれた映像です。
同時に、金塊は回収されても、海底やテュークスベリー家の過去にまだ別の秘密が残っている可能性を感じさせます。
『エノーラ・ホームズの事件簿4』はある?
2026年7月19日時点で、Netflixから『エノーラ・ホームズの事件簿4』の制作決定は正式発表されていません。
ただし、ラストの沈没船は、物語を完結させながらも、シリーズが続く可能性を残した演出です。
モリアーティも再び逮捕されただけで、死亡していません。
続編が制作される場合は、次の要素が描かれる可能性があります。
- 再び逃亡するモリアーティ
- 沈没船に残された新たな秘密
- 結婚後も探偵を続けるエノーラ
- エノーラとテュークスベリーの夫婦生活
- シャーロックとワトソンの新たな事件
ただし、現段階ではいずれも考察です。正式な続編情報はNetflixの発表を待つ必要があります。
『エノーラ・ホームズ3』は実話?
『エノーラ・ホームズの事件簿3』で描かれるシャーロック誘拐事件や、テュークスベリーの父親が金塊を隠した物語はフィクションです。
作中の「ホーストの戦い」も、そのまま実在した一つの戦闘を再現したものではありません。
一方で、物語の背景には実際の歴史が取り入れられています。
- 19世紀のマルタがイギリスの植民地だったこと
- マルタがイギリス海軍にとって重要な拠点だったこと
- イギリスとアフガニスタンが複数回戦争を行ったこと
- 植民地支配の中で財宝や文化財が持ち去られた歴史
- マルタでイギリス支配への反発が広がっていったこと
特定の実話を映画化した作品ではなく、イギリス帝国の植民地支配と略奪の歴史を、架空の金塊事件へ組み込んだ作品です。
また、エノーラやテュークスベリーがマルタを解放したという物語ではありません。
二人は歴史的な変化のきっかけを目撃し、隠されていた犯罪を明るみに出した人物として描かれています。
原作のどの巻が元になっている?
映画シリーズは、ナンシー・スプリンガーによる児童・YA向け小説「エノーラ・ホームズの事件簿」シリーズを原作としています。
ただし、第3作は原作小説の第3巻をそのまま映画化した作品ではありません。
マルタ、シャーロック誘拐、アフガン金塊、テュークスベリーとの結婚など、映画シリーズ独自の設定や展開が多く含まれています。
そのため、原作第3巻と映画第3作が同じ事件を描いているわけではありません。
原作小説では、映画とは異なる失踪事件や人物関係、エノーラの探偵活動を楽しめます。
作品の評価|ミステリーより成長と結婚が中心
『エノーラ・ホームズの事件簿3』は、犯人を当てることだけを目的とした本格ミステリーというより、エノーラの成長と結婚を中心にした冒険作品です。
事件の構造には、暗号、偽名、軍功章、誘拐、隠された金塊、植民地支配の歴史が組み込まれています。
一方で、作品が最も重視しているのは、エノーラが結婚してもホームズとして自分らしく生きられるのかという問題です。
良かった点
- エノーラとテュークスベリーの関係に明確な区切りが付く
- シャーロックとエノーラの兄妹関係が変化する
- マルタの景色を生かした冒険映画になっている
- 前作のモリアーティが重要人物として再登場する
- 植民地支配や略奪の歴史が事件へ組み込まれている
- 途中の言葉遊びが最後の沈没船までつながる
- 結婚と自立を対立するものとして描いていない
好みが分かれそうな点
- 純粋な犯人当て要素はそれほど強くない
- モリアーティの目的が複数あり、一度では整理しにくい
- 恋愛と結婚の比重が大きい
- 軍人や政治関係者が多く、人物関係が複雑
- 前作を見ていないとモリアーティの重要性が伝わりにくい
- 金塊の発見から事件解決までの展開が速い
シリーズの登場人物や、エノーラとテュークスベリーの関係が好きな人には満足しやすい作品です。
一方、シャーロック・ホームズを中心とした重厚な本格推理だけを期待すると、冒険や恋愛の割合が大きく感じられるかもしれません。
Netflixのサスペンス映画を探している人へ
『エノーラ・ホームズの事件簿3』のようなミステリーや、どんでん返し、伏線回収のある作品を探している人は、Netflixサスペンス映画ランキングも参考にしてください。
主演のミリー・ボビー・ブラウンが出演する『ストレンジャー・シングス』については、シーズン別の伏線、音楽、オマージュを整理しています。
同じNetflixの新作で、結末や黒幕を考察したい人には『ガス人間』の記事もあります。
『エノーラ・ホームズの事件簿3』よくある質問
『エノーラ・ホームズ3』の犯人は誰ですか?
シャーロックとテュークスベリー夫人を誘拐した犯人は、モリアーティことミラ・トロイです。アデライン・レイス教授という偽名を使っていました。
アデリン・ラスとは誰ですか?
「アデリン・ラス」「アデリン・レイス」などと検索されている人物は、モリアーティが名乗ったアデライン・レイス教授です。英語表記はProfessor Adeline Ratheで、別の教授が存在するわけではありません。
なぜシャーロックは誘拐されたのですか?
エノーラを捜査へ引き込み、テュークスベリー家が隠したアフガン金塊の場所を突き止めさせるためです。自分を逮捕したホームズ家への復讐という目的もありました。
「Khost」とは何ですか?
アフガニスタンの都市ホーストを指しています。映画では架空のホーストの戦いで、イギリス軍がアフガン金塊を持ち去ったことが事件の発端です。
兵士が最後に言った「ラース」とは何ですか?
英語のWrathではなく、モリアーティが使用していた偽名「Rathe」を指していました。兵士は犯人の名前を伝えようとしていたのです。
モリアーティは死亡しましたか?
死亡していません。エノーラ、シャーロック、テュークスベリー夫人に制圧され、再び逮捕されました。
エノーラとテュークスベリーは結婚しますか?
結婚します。テュークスベリーは爵位を手放し、エノーラはホームズの名前と探偵の仕事を残したまま結婚しました。
アフガン金塊は最後どうなりますか?
テュークスベリーがアフガニスタンへ返還します。また、事件に関係したサンプソン准将やイギリス側の総督も逮捕されます。
ラスト・最後に映る沈没船は何ですか?
テュークスベリーの父親が金塊を隠すために沈めた船です。船名「The Wrath of Adeline 1863」は、モリアーティの偽名や兵士が残した言葉につながっています。
『エノーラ・ホームズの事件簿4』は決定していますか?
2026年7月19日時点では正式発表されていません。ラストには続編を意識した可能性のある演出がありますが、制作決定を示すものではありません。
原作第3巻と同じ内容ですか?
同じ内容ではありません。映画は原作シリーズをもとにしていますが、第3作はマルタ、アフガン金塊、シャーロック誘拐、結婚など、映画独自の展開を多く含みます。
『エノーラ・ホームズ3』だけ見ても理解できますか?
事件の大まかな流れは理解できます。ただし、モリアーティの正体やホームズ家との因縁を知るため、第2作まで見てから視聴した方がわかりやすくなります。
まとめ|犯人はモリアーティ、最後はエノーラが結婚
『エノーラ・ホームズの事件簿3』でシャーロックを誘拐した犯人は、モリアーティことミラ・トロイでした。
モリアーティはアデライン・レイス教授という偽名を使い、エノーラとテュークスベリーの結婚式をマルタで行わせます。
目的は、ホームズ家への復讐、テュークスベリー家とイギリス軍の犯罪を暴くこと、そしてアフガン金塊を手に入れることでした。
エノーラは「Khost」、レース、軍功章、兵士が残した「Rathe」、テュークスベリーが聞いた洞窟の伝説をつなぎ合わせ、金塊の場所とモリアーティの計画を見抜きます。
事件解決後、テュークスベリーは金塊をアフガニスタンへ返還し、不正な富と結びついた爵位を手放しました。
エノーラとテュークスベリーは小さな結婚式を挙げますが、エノーラはホームズの名前と探偵としての人生を残します。
ラストに映る沈没船「The Wrath of Adeline 1863」は、アデライン・レイスの偽名や途中の暗号を回収する最後の手がかりです。
事件は解決し、二人は結婚しますが、沈没船と生き残ったモリアーティによって、シリーズが今後も続く可能性は残されています。

