Androidスマートフォンで「OK Google」と話しかけたところ、いつものGoogleアシスタントではなくGeminiが起動するようになったという人が増えています。
これは不具合ではありません。
Googleは2026年9月3日から、スマートフォンなどで提供してきたGoogleアシスタントへのアクセスを順次終了し、音声アシスタントをGeminiへ移行しています。
ただし、全ユーザーが同時に切り替わるわけではありません。Googleは移行に数週間かかる可能性があるとしているため、2026年9月9日現在は、まだGoogleアシスタントが使える人と、すでにGeminiへ切り替わった人が混在している状態です。
また、現在のGoogle公式ヘルプにはGeminiからGoogleアシスタントへ戻す手順も掲載されていますが、今回の移行対象になった端末では、Googleアシスタントへのアクセスが削除された後は戻せなくなります。
この記事では、Googleアシスタントは本当に終了したのか、なぜGeminiへ変わったのか、Googleアシスタントへ戻す方法と戻せない場合の違い、Geminiでは使えない・制限される機能、Google HomeやAndroid Autoへの影響まで解説します。
- Googleアシスタントは終了した?2026年9月からGeminiへ順次移行
- 9月を過ぎてもGoogleアシスタントが使えるのはなぜ?
- なぜGoogleアシスタントがGeminiに変わった?
- Googleアシスタントが勝手にGeminiになったのは不具合?
- GeminiからGoogleアシスタントに戻す方法
- Geminiに変わって使えない機能・制限される機能は?
- 電話・タイマー・アラームなどはGeminiでも使える?
- 「OK Google」「Hey Google」は使えなくなる?
- GoogleアシスタントからGeminiに変わる端末は?
- Android AutoのGoogleアシスタントもGeminiになる?
- Google Home・NestのGoogleアシスタントも終了する?
- Geminiを使いたくない場合はどうする?
- Googleアシスタント終了についてよくある質問
- まとめ|Googleアシスタントは順次終了しGeminiへ移行中
Googleアシスタントは終了した?2026年9月からGeminiへ順次移行
結論からいうと、スマートフォン版Googleアシスタントは2026年9月から順次終了しています。
Googleは2026年8月6日に、モバイル端末のGoogleアシスタントを終了し、Androidのアシスタント体験をGeminiへ移行すると正式に案内しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Googleアシスタントのアクセス削除開始 | 2026年9月3日から |
| 移行先 | Gemini |
| 切り替え方法 | ユーザーごとに順次 |
| 全員が切り替わるまで | 数週間かかる可能性あり |
| 移行完了後 | Googleアシスタントへ戻せない |
Googleの公式告知では、9月3日からGoogleアシスタントへのアクセスを削除し始め、この処理がすべてのユーザーへ行き渡るまで数週間かかる可能性があると説明されています。
そのため「9月3日になった瞬間にGoogleアシスタントが全端末で終了した」という意味ではありません。
9月を過ぎてもGoogleアシスタントが使えている場合も、現時点では異常とは限りません。
参考:Google Assistant Community「Transitioning from Google Assistant to Gemini on Mobile」
9月を過ぎてもGoogleアシスタントが使えるのはなぜ?
GoogleアシスタントからGeminiへの移行は、一斉切り替えではありません。
そのため現在は、Androidスマートフォンによって次のような違いが発生する可能性があります。
- まだGoogleアシスタントが起動する
- すでにGeminiへ切り替わった
- Geminiを使っているがGoogleアシスタントへ戻す設定が残っている
- 「Googleアシスタントに切り替える」という設定自体が表示されなくなった
つまり、家族や友人と同じAndroidを使っていても、切り替わるタイミングが違うことがあります。
「自分だけまだGoogleアシスタントなのはなぜ?」という場合も、単純に移行処理がまだ適用されていない可能性があります。
なぜGoogleアシスタントがGeminiに変わった?
Googleアシスタントは2016年から提供されてきた音声アシスタントですが、Googleは生成AIの普及を大きなプラットフォーム転換と位置付けています。
Googleは2025年3月、モバイルのGoogleアシスタントをGeminiへアップグレードしていく方針を発表しました。
従来のGoogleアシスタントは、
- 天気を聞く
- タイマーを設定する
- 電話をかける
- 音楽を再生する
- スマート家電を操作する
といった音声コマンドを素早く実行する使い方が中心でした。
一方のGeminiは、こうしたアシスタント機能に加えて、生成AIによる会話や文章作成、画像や画面の内容についての質問、Googleサービスとの連携などを組み合わせたAIアシスタントとして開発されています。
Googleは生成AIを中心にアシスタント体験そのものを再構築するため、モバイル環境をGoogleアシスタントからGeminiへ移行しています。
参考:Google公式ブログ「The Assistant experience on mobile is upgrading to Gemini」
Googleアシスタントが勝手にGeminiになったのは不具合?
「何も設定していないのにGeminiになった」「Googleアシスタントが勝手に消えた」という場合も、2026年9月以降であればGoogleによる正式な移行の可能性が高いです。
Googleは順次Googleアシスタントへのアクセスを削除し、GeminiをAndroidのアシスタントとして提供しています。
そのため、アプリの故障やAndroidの不具合によって勝手に別のアシスタントへ変更されたとは限りません。
特に9月以降に突然変わった場合は、今回のGoogle公式の移行スケジュールと一致します。
GeminiからGoogleアシスタントに戻す方法
2026年9月9日現在、Google公式のGeminiヘルプには、GeminiからGoogleアシスタントへ切り替える手順がまだ掲載されています。
端末に切り替え項目が残っている場合は、次の手順を試せます。
- AndroidスマートフォンまたはタブレットでGeminiアプリを開く
- メニューを開く
- プロフィール写真またはイニシャルをタップする
- 「Google アシスタントに切り替える」を選ぶ
- 「Google アシスタント」を選ぶ
- 確認画面で「切り替える」をタップする
切り替えが成功すると、「OK Google」や電源ボタンの長押しなどで起動した際に、再びGoogleアシスタントが応答するようになります。
参考:Gemini アプリ ヘルプ「Android デバイスで Gemini アプリを管理、削除する」
「Googleアシスタントに切り替える」がない場合は?
今回もっとも注意したいのが、このケースです。
Googleは2026年9月の移行について、Googleアシスタントへのアクセスが削除された後は、Googleアシスタントを利用したり、Googleアシスタントへ戻したりできなくなると明記しています。
そのため、ネット上で紹介されている手順を確認しても「Googleアシスタントに切り替える」という項目が見つからない場合、操作場所を間違えているとは限りません。
すでにその端末がGeminiへの完全移行対象になった可能性があります。
現在はGoogleの一般ヘルプに「戻す方法」が残っている一方、順次その方法を利用できなくなるという過渡期にあります。
Googleアプリを古いままにすればGoogleアシスタントを残せる?
Googleは今回の変更を、単なるGeminiアプリへのアップデートではなくGoogleアシスタントへのアクセス自体の削除として案内しています。
そのため、Googleアプリの自動更新を止める、古いバージョンを使うといった方法でGoogleアシスタントを継続利用できるとは公式には案内されていません。
セキュリティやアプリの正常動作にも影響する可能性があるため、古いアプリを維持することを前提にするのはおすすめできません。
Geminiに変わって使えない機能・制限される機能は?
Geminiは生成AIとしてGoogleアシスタントより多くのことができる一方、Googleアシスタントで使えていた機能がすべて同じ形で使えるわけではありません。
Google公式ヘルプでは、Googleアシスタントで利用していた一部のサービスや機能がGeminiではサポートされていない、または一部制限されていることが案内されています。
| 機能・サービス | Geminiでの状況 |
|---|---|
| ポッドキャスト | 一部非対応 |
| ニュース | 従来のAssistant向けメディア機能の一部が非対応 |
| ラジオ局 | 一部非対応 |
| 一部サードパーティ音楽サービス | 一部非対応 |
| 通訳モード | モバイル版Geminiでは従来と同じ形で利用できない場合あり |
| Google Homeのルーティン | 一部の開始条件・アクションが非対応 |
特にGoogle Homeのルーティンでは、Geminiから音声やテキストで実行できるものがある一方、一部の開始条件やアクションはサポートされません。
複数ステップのやり取りが必要になる処理などでは、Geminiが実行できない場合があります。
Geminiの機能は継続的に追加・変更されているため、「GoogleアシスタントでできたからGeminiでも必ずできる」と考えず、よく使う機能は切り替え後に一度確認しておいた方がよいでしょう。
電話・タイマー・アラームなどはGeminiでも使える?
一方、Googleアシスタントでよく使われていた基本的な操作の多くはGeminiにも対応しています。
2026年9月時点では、Geminiから次のような操作ができます。
- 電話をかける
- メッセージを送る
- アラームを設定・停止する
- タイマーを設定・停止する
- Googleマップで経路を調べる
- 予定やリマインダーを作成する
- 対応するスマートホーム機器を操作する
そのため「Googleアシスタントが終了したら、音声でタイマーも使えなくなる」というわけではありません。
ただし、端末メーカー、国、言語、利用しているアプリによって対応状況が異なる場合があります。
「OK Google」「Hey Google」は使えなくなる?
「OK Google」や「Hey Google」という呼びかけ自体は、Geminiでも利用できます。
AndroidでGeminiをメインのモバイルアシスタントに設定している場合、Voice Matchを利用して「OK Google」と話しかけることでGeminiを起動できます。
つまり、
これまで:
「OK Google」→ Googleアシスタント
今後:
「OK Google」→ Gemini
という形に変わります。
Google公式ヘルプでも、すでにGoogleアシスタントで「OK Google」とVoice Matchを利用していた場合、Geminiへの切り替え後も同じ呼びかけでアクセスできると案内されています。
GoogleアシスタントからGeminiに変わる端末は?
今回のモバイル版Googleアシスタント終了は、スマートフォンだけの話ではありません。
スマートフォンと組み合わせてGoogleアシスタントを使っていた周辺機器もGeminiへ移行します。
| デバイス | 今回の変更 |
|---|---|
| Androidスマートフォン | Geminiへ順次移行 |
| Androidタブレット | Geminiへ順次移行 |
| Wear OSスマートウォッチ | スマホとの連携に伴いGeminiへ |
| Gemini対応ヘッドホン・イヤホン | スマホとの連携に伴いGeminiへ |
| スマホ投影型Android Auto | Geminiへ移行 |
| Google built-in搭載車 | 9月3日以降もGoogleアシスタント継続 |
特にAndroid AutoとGoogle built-inは混同しやすいため注意が必要です。
Android AutoのGoogleアシスタントもGeminiになる?
スマートフォンを車載ディスプレイへ接続して使用するAndroid Autoでは、スマートフォン側のアシスタント移行に伴ってGeminiが利用されるようになります。
一方、車そのものにGoogleの機能が組み込まれているGoogle built-inについては、Googleは2026年9月3日以降もGoogleアシスタントが機能すると案内しています。
同じ車内で使うGoogleの音声機能でも、仕組みが違うため移行時期も同じではありません。
Google Home・NestのGoogleアシスタントも終了する?
今回の2026年9月のモバイル版Googleアシスタント終了によって、Google HomeやNestのGoogleアシスタントが同じ日に一斉終了するわけではありません。
Googleは今回の変更について、NestやGoogle Homeのスマートスピーカー、スマートディスプレイなどには影響しないと明記しています。
ただし、Google Home系もGoogleアシスタントのまま残り続けるわけではありません。
Googleは家庭向けにGemini for Homeを展開しており、日本でも2026年4月から音声アシスタントの早期アクセスが始まっています。
Gemini for Homeへ切り替えた家庭では、対応するGoogle Home・NestデバイスでもGoogleアシスタントではなくGemini for Home音声アシスタントを使用する形になります。
つまり、
- スマホ:2026年9月からGoogleアシスタント→Geminiへ順次移行
- Google Home・Nest:別スケジュールでGemini for Homeへ移行中
と考えると分かりやすいでしょう。
参考:Google Home ヘルプ「Gemini for Home 音声アシスタントの詳細」
Geminiを使いたくない場合はどうする?
Googleアシスタントへの切り替え項目が残っている間は、先ほど紹介した手順でGoogleアシスタントへ戻せる場合があります。
しかし、Googleアシスタントへのアクセス削除が適用された後は、Google公式の案内上、Googleアシスタントへ戻すことはできません。
Geminiをモバイルアシスタントとして利用したくない場合は、Androidの設定からデフォルトのデジタルアシスタントアプリを変更したり、設定を解除したりできる端末もあります。
設定場所はメーカーによって異なりますが、一般的にはAndroidの、
- 「設定」
- 「アプリ」
- 「デフォルトのアプリ」
- 「デジタル アシスタント アプリ」
などから確認できます。
ただし、Geminiを無効にしたからといって、終了後のGoogleアシスタントが自動的に復活するわけではありません。
Googleアシスタント終了についてよくある質問
Googleアシスタントはもう完全に終了した?
2026年9月3日からモバイル版Googleアシスタントへのアクセス削除が始まっていますが、全ユーザーへの反映には数週間かかる可能性があります。
そのため、2026年9月9日時点ではまだGoogleアシスタントが使える端末もあります。
Googleアシスタントが突然Geminiになったのはなぜ?
GoogleがAndroidの標準的なアシスタント体験をGoogleアシスタントからGeminiへ移行しているためです。9月以降の変更であれば、不具合ではなく公式の移行である可能性が高いです。
GeminiからGoogleアシスタントに戻せますか?
端末に「Google アシスタントに切り替える」という設定が残っていれば戻せる場合があります。ただしGoogleアシスタントへのアクセス削除が適用された端末では戻せなくなります。
「Googleアシスタントに切り替える」が表示されません
設定方法を間違えているとは限りません。すでにGoogleによるGoogleアシスタントへのアクセス削除が適用された可能性があります。
「OK Google」はなくなりますか?
なくなるわけではありません。Geminiでも「OK Google」やVoice Matchを使って音声で起動できます。
Geminiでもタイマーやアラームは使えますか?
はい。Geminiはアラームやタイマーの設定・停止など、Googleアシスタントで使われていた基本的な操作の多くに対応しています。
GeminiではGoogleアシスタントと同じことが全部できますか?
いいえ。2026年9月時点でも、一部のメディアサービスやルーティンなど、Googleアシスタントと同じ形では利用できない機能があります。
Gemini側の対応機能は継続的に追加されているため、今後状況が変わる可能性があります。
Google Homeも9月に使えなくなりますか?
今回のモバイル版Googleアシスタント終了とは別です。Google HomeやNestは今回の9月のアクセス削除対象ではありません。
ただし、家庭用デバイスについても別途Gemini for Homeへの移行が進められています。
Android AutoもGeminiになりますか?
スマートフォンを接続して利用するAndroid AutoはGeminiへ移行します。一方、Google built-in搭載車ではGoogleアシスタントが9月3日以降も継続するとGoogleが案内しています。
まとめ|Googleアシスタントは順次終了しGeminiへ移行中
スマートフォン版Googleアシスタントは、2026年9月3日から順次アクセスが削除され、Geminiへ移行しています。
すべてのユーザーが同じタイミングで切り替わるわけではなく、Googleは移行処理に数週間かかる可能性があるとしています。
そのため現在は、「まだGoogleアシスタントが使える」「突然Geminiになった」「Googleアシスタントへ戻せた」「戻す項目がない」といった人が混在しています。
Google公式ヘルプには現在もGoogleアシスタントへ戻す方法が掲載されていますが、アクセス削除が完了した端末ではGoogleアシスタントへ戻せなくなります。
Geminiでは「OK Google」、電話、アラーム、タイマー、スマートホーム操作など多くの基本機能を引き続き利用できますが、一部のメディアサービスやルーティンなどには違いがあります。
また、今回の9月の終了は主にモバイル端末とスマートフォンに接続する周辺機器が対象で、Google HomeやNestは別スケジュールでGemini for Homeへの移行が進められています。
GoogleアシスタントからGeminiへの切り替えは現在進行中のため、今後Google公式の案内や対応機能に変更があった場合は、本記事でも最新状況を確認して更新します。
※本記事は2026年9月9日時点のGoogle公式ブログ、Googleアシスタント/Gemini/Google Home公式ヘルプの情報をもとに作成しています。Geminiの対応機能や移行状況は端末、アカウント、国・地域などによって異なる場合があります。

